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防水工事

防水工事は、私たちの生活空間を雨漏りから防ぐための重要な工事といえます。
防水工事には様々な工法があり、使用する場所に合わせて最適な工事方法を選定・実施し、漏水を予防していくことを主といたします。
屋上、バルコニー、共用部などの既存の防水層が劣化してしまうと雨水等による漏水が発生してしまう為、修繕工事による新たな防水層の形成を行う必要があります。
修繕工事で主とする様々な防水工事の特徴と流れを説明いたします。

(1)改質アスファルトシート防水工事

ビルやマンションの屋上で修繕工事を行う際、多く採用されている防水工事になります。
粘着層で貼り合わせる常温粘着工法とバーナーでアスファルトを炙り出して貼り合わせるトーチ工法があります。

〔作業の流れ〕
(1)高圧洗浄
(2)プライマー
(3)膨れ補修
(4)脱気筒取付け
(5)ルーフィングシート貼り(平場・立上り)
(6)端部金物取付け
(7)保護塗料塗布
(8)完了

塩ビシート防水

塩ビシート防水には「接着工法」と「機械固定工法」の二つがあります。
この施工は、既存の防水層の種類を問わず施工が可能で、ゴムシート、改質アスファルト・ウレタン塗膜・押えコンクリート等が修繕可能というメリットがあります。
機械固定工法の場合、電動工具を用いて床面に固定金物を打ち込みますので、騒音が発生しますが、防水機能は他の工法と比べ長期的に保てます。

〔作業の流れ〕
・接着工法
(1)下地への接着剤塗布
(2)塩ビシート張り
(3)転圧
(4)完了

・機械固定工法〔ディスク(固定金物)は先打ちと後打ちがあります。〕
(1)ディスク固定
(2)塩ビシート張り
(3)完了
〔ディスク(固定金物)は先打ちと後打ちがあります。〕

ウレタン塗膜防水

防水工事の中でも最もスタンダードな工法です。定期的なメンテナンスを行うことによって水や雨、紫外線などによる劣化から長期にわたって防いでくれます。
ウレタン防水では既存下地と切り離す通気緩衝工法と、既存下地に密着させる工法があります。

〔作業の流れ〕

・通気緩衝工法
(1)下地処理
(2)プライマー塗布
(3)通気緩衝シート張り
(4)ウレタン塗布
(5)保護塗料塗布
(6)完了

・密着工法
(1)下地処理
(2)プライマー塗布
(3)ウレタン塗布(※補強布を入れる場合はウレタン塗布前に施工)
(4)保護塗料
(5)完了

長尺シート防水

長尺シート防水は、廊下や階段、バルコニーなどの施工をメインとしております。
表面が凹凸の防滑エンボス状になっているのと、適度な柔軟性があるので滑りにくくなっています。また、遮音性があり歩行音が軽減されます。

〔作業の流れ〕
(1)下地処理
(2)側溝・巾木ウレタン塗布
(3)平場 接着剤塗布
(4)長尺シート貼り
(5)転圧
(6)端末シール
(7)完了
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