ビルやマンションの屋上で修繕工事を行う際、多く採用されている防水工事になります。
粘着層で貼り合わせる常温粘着工法とバーナーでアスファルトを炙り出して貼り合わせるトーチ工法があります。
塩ビシート防水には「接着工法」と「機械固定工法」の二つがあります。
この施工は、既存の防水層の種類を問わず施工が可能で、ゴムシート、改質アスファルト・ウレタン塗膜・押えコンクリート等が修繕可能というメリットがあります。
機械固定工法の場合、電動工具を用いて床面に固定金物を打ち込みますので、騒音が発生しますが、防水機能は他の工法と比べ長期的に保てます。
防水工事の中でも最もスタンダードな工法です。定期的なメンテナンスを行うことによって水や雨、紫外線などによる劣化から長期にわたって防いでくれます。
ウレタン防水では既存下地と切り離す通気緩衝工法と、既存下地に密着させる工法があります。
・通気緩衝工法
(1)下地処理
(2)プライマー塗布
(3)通気緩衝シート張り
(4)ウレタン塗布
(5)保護塗料塗布
(6)完了
・密着工法
(1)下地処理
(2)プライマー塗布
(3)ウレタン塗布(※補強布を入れる場合はウレタン塗布前に施工)
(4)保護塗料
(5)完了
長尺シート防水は、廊下や階段、バルコニーなどの施工をメインとしております。
表面が凹凸の防滑エンボス状になっているのと、適度な柔軟性があるので滑りにくくなっています。また、遮音性があり歩行音が軽減されます。